絵本
母子家庭の洋一・健二の母親が ある日突然姿を消してしまい、 子どもだけで暮らしていく話。 これは僕が小学生の時に、図書室でなんとなく読んでみた児童書だった。たしか5年生くらいだった。 冒頭、学校から帰るとテーブルの上にたくさんのお菓子がおいてあ…
赤、緑、青のセロファン越しに見ると それぞれ違う動物が浮かび上がる 美しいしかけ絵本。 ジャングルや湿地帯なのかな、日本にはいない動物も多いけど色を変えると眺めが変わるし、そのままでもきれいな絵になっている。 最初は飛び出す系かとおもったけど…
『おおきなイラストとおおきな字で 1ページ1文字づつ あいうえおが書かれている絵本』 いま幼稚園の子が、字の練習をしている。この絵本をテキストにして、ひらがなをノートに書き写すという使い方を思いつき、やってみている。 「あ」のページは 「あし」 …
『フィニギンという大食いオバケが とびきりおいしいスープを つくって 町中のオバケとたいらげるハロウィンのお話』 やっぱりハロウィンは日本から遠い文化圏のおまつりなんだなと、こういう絵本を読むと感じる。フィニギンたちオバケがだいすきなスープ と…
『おもちのもーちゃんとちーちゃんが 海に来てなかよく遊ぶ ほんわかとしたお話』 おもちが銭湯にいく絵本の続編、おもちシリーズということで読んであげた。 植垣歩子さんの描く擬人化された食べ物の絵がとにかくかわいい。お寿司がしょうゆ味のカキ氷を食…
『主人公の”いぐら”が 分かれ道を選んで進んで行くと… いろんな仕掛けを楽しんで読む絵本』 NHKのEテレ「ピタゴラスイッチ」でもおなじみのユーフラテス制作の絵本。とんちやダジャレやアナグラム、わかりやすいイラストと複雑な仕掛けが気に入って、幼稚園…
『白ひげのおしろと 黒ひげのおくろが 競い合うおはなし』 りっぱな白ひげの「おしろ」。ふむふむ。それに対して黒ひげの「おくろ」がでてくる時点であれ?となるんだけど、じっさい、関ヶ原以後に建てられたお城は白くて、関ヶ原以前は黒いお城だったそうだ…
『学校や公園でしてはいけない事を 見開きで4枚のイラストを交えて 説明した絵本』 してはいけないと知りつつやったら面白そうな事がたくさん書かれた、まるで”いたずらの教科書”のような本で、つまり、こういう事をしなければ「よい子」になれるという訳だ…
『いちろうの家に突然 やまねこからハガキがきて、 どんぐりたちの裁判をすることになるお話』 お話じたいは有名な宮沢賢治のテキストそのままだ。 絵本の装丁と文字配置がダイナミックではげしい。 宮沢賢治の童話を絵本にしたものでも、これはかなり見ごた…
『賑やかなお祭りを舞台に (ダジャレを交えて)繰り広げられる おまツリーとドロボットの追いかけっこ』 「おまツリー」の飾り付けを盗んだ「ドロボット」を追いかけていろいろなダジャレ屋台をめぐる絵本。作者の林木林さんはダジャレが得意。提灯や屋号や…
『虫やカエルたちがつばめの背中に搭乗して 南の島へ旅をする、 航空サービスのお話』 つばめは背中に飛行機のシートをしょって空を飛ぶ。空き缶の飛行場や牛乳パックのビルがかわいく再利用された町。 つばめが座席部分を背負って飛ぶという発想も好きだ。…
『海の底を探検するおはなし』 新刊なので詳しくは書かないけど、 うみのみずがなくなったら、 島だったところは「山」になって、深い谷があって。 そんな風景が描き込まれている絵本。 絵本の構図が横になったり縦になったりする工夫も楽しい。 澤野秋文さ…
『うどんとラーメンが どちらがおいしいかを賭けて 公園で決闘するお話』 勝ち負けを決めるというシンプルなストーリーもわかりやすく、戦隊モノのパターンもすこし加わっており、男の子向けの絵本だなと思う。 麺類同士の熾烈な争いと、昼間の公園でのんび…
『神社の前で デタラメなうたをうたったら お化けの世界が開き、妖怪と遊んだお話。』 神社のまえでデタラメなうたをうたう、というトリガーで異世界に入り、もんもんびゃっこ、しっかかもっかか、おたからまんちんという妖怪たちと遊び、妖怪の世界の餅をた…
『火星に着いた3人の宇宙飛行士たち、 地球人と火星人、 それぞれのコミュニケーションを描いた絵本』 ウンベルト・エーコの名前を絵本で見るというのは新鮮だ。このブログもすこし高尚になった感じがするではないか。 アメリカとロシアと中国の3人の宇宙飛…
錯視、だまし絵を集めた本。 絵本ではないけど、絵がかいてある本なので。 少し前にも借りてきて子どもに見せたらまるで食いつきが悪くてがっかりしたのだけど、最近また同じものを見せたらけんかになった。 1ページに1枚の錯視絵が載せてある。 じっさい…
『ニューヨークの貿易センタービルの間に ワイヤーを張って 綱渡りをした男の話』 1974年、貿易センタービルがまだ建設中の頃、フランス人の大道芸人がビルとビルのあいだにワイヤーを張って、綱渡りを決行した。 夜の間にワイヤーを張る作業をして、夜明け…
『子どもと遊びながら楽しめる (すこしあぶない) 科学実験のサンプル集』 絵本ではないけれど、 ちょっと紹介。 小学1年生の夏休みに、「自由研究」の宿題としてこの本からいくつか実験をして、それをノートに書かせて提出したのだ。 たとえば「電池をなめ…
『トルーシーのパパはどろぼうで 動物園にでかけても盗んでばかり。 その様子を見ていたトラとトルーシーのお話』 かわいいタッチのイラストとともにほんわかとすすんでいく、トルーシーとパパのお話。 トラにたしなめられて、盗んだ品物を返すパパ。ほんと…
『追分の茶屋ではたらく娘と 山の娘が出会い、 友達になるおはなし』 ワイルドなタッチで、少女と犬を通じて町と山の文化交流が描かれる自然系のお話なのだ。子どもたちは…ちょっとついていけなかった模様。 絵本に出てくる中山道はいまもあって、絵本の舞台…
『きつねが女の子からパンを取ったら 硬すぎて食べられない。 森のみんなでなんとかしてこれを食べようとするお話』 水の分量を間違えたのか、女の子の自作のパンがどうやら失敗したようだ。 そのままではとても食べられないので、ゾウが踏んづけて伸ばした…
『悪役プロレスラー”ゴキブリマスク”の仕事をしている パパの試合を見に行って、 複雑な気持ちで応援をするお話』 パパがプロレスラーという家庭は少ないかもしれないけど、仕事上、なんらかの悪役を演じる場面はいろいろある。そんな「父の仕事ぶり」をプロ…
『すずめを可愛がったじいさんが そのお礼に宝物のつづらをもらい、 すずめの舌を切ったばあさんが痛い目にあうお話』 有名な昔話なのであらすじは省略するけど、いなくなったすずめを探すときに「すずめのおやど」はどこだ?とおじいさんが言う。そういう名…
『’コンコドル’から王さまへの脅迫状が届き 謎のピストルをトリガーに ふだんの生活が激変する冒険のおはなし』 テレビアニメにもなっている「王さま」の本。絵本というよりは児童書かな。 ぜんぶで4章になっていて、これを一晩づつ分けて読み聞かせていた…
『たぬきのおじさんに頼まれて 研究所まで荷物をはこぶ 2台のトラックのお話。』 レッド君シリーズの最新作。 今回もたぬきのおじさんのところから、謎の荷物を運ぶのだ。行き先は「キラキラスター研究所」の「パンダ博士」。 あたらしく登場したのは、グリ…
『おばちゃんの家でお留守番することになった 5ひきのピヨピヨたちが 手作りおやつを作って過ごすお話』 ピヨピヨシリーズの第6弾。 おばあちゃんに教えてもらってしそジュースや白玉だんごを手作りする。いつもやんちゃなピヨピヨたちも、そろそろ大きくな…
『池が手狭になったカエルの一家。 引っ越しの移動中に死にそうになるも 無事に新天地へたどり着くお話』 引っ越しというと、大型家具や電化製品だったり洋服や本の梱包が大変なんだけど、そういうのを持たないミニマリストというか、カエルの場合、ただの移…
『キックボクサーのおばあちゃんと トレーナーをつとめるおじいちゃんと その家族のおはなし』 おばあちゃんがタイキックボクシングをしている時点でかなりファンキーなのだ。おじいちゃんはおばあちゃんの横でずっとニコニコしている。おばあちゃん級ボクシ…
絵本 おはなをあげる | ジョナルノ・ローソン、シドニー・スミス このあとどうしちゃおう | ヨシタケシンスケ かわ | かこさとし しらないまち | 田島征三 べべべんべんとう | さいとうしのぶ おとうさんをまって | 片山令子・スズキコージ いっしょにあそば…
3行でまとめると 『海底電車に乗って てつおと車掌さんが 異世界を走る物語』 感想 おじいちゃんの家に引っ越してきたてつお。絶対入ってはいけないという禁断の部屋にそっと入るとそこには模型の電車がたくさんあった、というところから物語は始まる。 水…