やったね!へんてこライオン | 長新太
『しんくんが道端にいるへんなライオンに出会うと
ライオンに異変が起こり、予想外の何かに変身する。
そのままライオンはどこかにいってしまう短いお話』
子どもたちが好きな”へんてこライオン”シリーズ。もうちょっとちいさいころ、上の子が幼稚園のころに、よく読んであげてたけど、小二の今もまだ楽しいらしい。
さいしょの見開きページでおおきなライオンが描いてあって、「しんくん」か「ゆうちゃん」がライオンに話しかける。次の見開きページでライオンに異変がおこる。次の見開きページで何かに変身して、”へんてこなライオンのお話です”で〆られて、次のシーンになる。
だいたいこの3段階のパターンで構成される。2段階目で、つぎにライオンはどうなるの?と予測をしてみて、次のシーンをみるのが楽しい。当たったり当たらなかったりする。ライオンは船になって海に出たり、バナナになったり、ブランコになったりする。なんでもありの感じもいいみたい。
長新太さんの絵本で好きなのは、淡々とした進行だ。ライオンも妙に敬語で喋ったりして、とぼけた感じがいい。ほかにも名作がたくさんあるので、また書こうと思う。
今夜は、親戚のお通夜に行ってきた。祖父の妹ということで、もう96歳の高齢だった。文字通り、天寿を全うされたといえますでしょう、とお坊さんも言っていた。親戚の方も集まり、久しぶりに会う従兄弟とも喋ったりした。こういう機会でしか会えない人もいる。
もう15年前に亡くなったけど、祖父は生前は親類が集まる会を定期的に開催していた。葬式でもないとなかなか会えない、という課題に対するひとつのアイディアだったのだな、と思った。
会場は意外と家から近かった。なのでそのまま家まで歩いて帰った。