I AIN'T GOT NO THINK. -絵本の3行まとめと感想文-

こどもに読み聞かせた絵本をはじからメモるブログ。

がっこういこうぜ! | もとしたいづみ,山本孝

『がっこうに行こう、と迎えに来るせいぎと、

でも妖怪が…といって尻込みするけんごのお話』

 

けんごくんが怖がっている妖怪の名前が言いにくくて面白いのと、妖怪の絵がものすごいので面白い、そういう絵本かとおもっていた。けんごくんの部屋は怪獣や妖怪や宇宙人のおもちゃが多くて、たぶんそういうのが大好きで、町のねこやポストまで妖怪に思えてきてしまう、そういう想像力のつよい子。

せいぎくんは、たぶんそういうものにあんまり興味がなくて、でも名の通り正義感がつよい、友達思いの子。そんな設定の絵本。

 

 

小学生男子の友達関係っていうのはけっこう微妙なもんで、あとから思うとジャンルのまるで違う子同士が仲良くなったりする。趣味が合う同士友達になる、っていうのはもう少し先。

僕はどっちかというとこの絵本でいう”けんごくん”で、いちばん仲のよかった友達はスポーツ万能、足速い、ケンカ強い、という活発なタイプの子だった。家が近くて親同士も付き合いが深いというのもあったけど、なんか全然違うけどバランスがいいのだった。

 

この絵本のせいぎくんは、けんごくんといっしょに学校にいってくれる。妖怪なんかぜんぶやっつけてやるから、大丈夫。と言ってくれるいいやつなのだ。学校の校門に入ったら、見えないバリアーでシャットアウトされる妖怪を尻目に駆け込むせいぎくんとけんごくん。このシーンが好き。

 

 

がっこういこうぜ! (えほんのぼうけん33)

がっこういこうぜ! (えほんのぼうけん33)

 

 

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