おおきなでんしゃ | 座二郎
『巨大な電車の中に走っている
ちいさな電車に乗って
パパが忘れたお弁当を届ける話』
線路は4連、中にはお店もたくさんあって、エスカレーターで昇降するほど広くておおきなでんしゃ。
電車の中に更に電車が走ってる多重化した世界がコラージュ手法で作られている。そしてパパは意外とすぐそばにいた。
子どもから見ると、初めて一人で電車にのったらこんな風に感じるかなー。行き先とか何番線とか迷う感じ。
昔よくみた夢の世界に似ている。複雑なデパートの階段を降りたり上がったりして迷う夢だけど、占いによれば迷いがある時に見る夢だとか。
ダイナミックなキリハリとピンクのゾウ、タイトル通りの世界。
子どもたちは、ページを見返してストーリーの検証に夢中だった。