I AIN'T GOT NO THINK. -絵本の3行まとめと感想文-

こどもに読み聞かせた絵本をはじからメモるブログ。

こすずめのぼうけん|ルース・エインズワース,堀内誠一,石井桃子

『飛び方を習ったばかりのちいさなスズメが

巣を離れていろいろな鳥たちを訪ね

さいごに母スズメのところへ帰ってくるお話』

 

スズメがそもそも小さいわけで、その子どもだからもっと小さい。

そんなちいさなスズメの絵がかわいい。

 

飛び疲れたこすずめが休もうとして、カラス、ヤマバト、フクロウなどの巣にいくと、鳴き方を試される。かあ、かあ、かあと言えますか?

ちゅんちゅんちゅんってきり言えません、とこすずめがいうと、なかまじゃないからいれられない、と言われる。

 

タイトルの「ぼうけん」=外の世界に出て現実の厳しさを経験して再び帰ってくる、なんだとおもうけど、子どもが気になったというかわからなかったのは、「きり」の用法だった。

 

「ちゅん、ちゅん、ちゅんってきりいえません」の「きり」がね。

ちゅん、ちゅん、ちゅんしかいえません、ならわかるんだけど。

こういう言い回しもだんだんなくなってくるのかもしれない。

 

カラスは優しいよね、とこどもが言ってた。

あと、さいごにおかあさんすずめの背中に乗ってこすずめが帰るシーンがあって、この絵がとてもよかった。

 

 

こすずめのぼうけん (こどものとも傑作集)
 

 

 

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