ドングリ・ドングラ | コマヤスカン
『火山が噴火した遠くの島を目指し
リスの攻撃や雪山を超えて
ドングリたちが長い旅に出かけるお話』
ドングリの行軍は長い。旅の途中でカードゲームをするドングリがいたりチェス盤を出して考えているドングリがいたりする。葉っぱを束ねて担いだり大太鼓を叩いたりしながら賑やかに進んで行く。目的が明かされないまま旅が進む。秋に出発して冬を迎えて雪山を超えてもまだ着かない。春になってもまだ着かないけど、途中で「芽」が出てしまい旅を断念するものが出る。これヒント。
やがて海に出て荒波を超えて島にたどり着くのだ。
島へなんで行くのかな、というのが長男くんの最初の感想。次世代へ命をつなぐ意味は難しいかもしれない。島には仲間がいるんだよ、と言ったらすこし納得もあった様子。
コマヤスカン氏のプロフィールをみると、小さい頃にみた「スターウォーズ」に感化されてイラストを描き始めたと書いてある。
絵本を開いて最初のページでドングリたちの衣装をみた長男くんが「これスターウォーズみたいでかっこいい」とさっそく反応したのだった。