ちっちゃなトラックレッドくんとイエローくん | みやにしたつや
『レッドくんとイエローくんが
水族館までのんびり回り道をしながら
頼まれた荷物を運ぶお話』
レッドくんシリーズ４作目。
レッドくんとイエローくんは、たぬきのおじさんから頼まれた荷物を積んで走りだす。アリ、トレーラー、ミキサー車が順番に登場して話が広がっていく。イエローくんはのんびりやなので、回り道して富士山がドーンと見える道を行く。イエローくんはこの道を知っていたみたいだ。
見開きの富士山の風景は手前に湖が描かれている。
湖越しの富士山といえば、有名なのは本栖湖だ。行ったことないけど、お札のデザインにもなっている。山道を抜けて本栖湖を経由して富士山が見えて、さいごに水族館に着くコースとなると、韮崎あたりから沼津の水族館に向かっているのかな。
でも、みやにしたつやさんは駿東出身らしいので、そうなると本栖湖は反対側だ。山中湖からの富士山をみているのかもしれない。
ひとつわからないのは、レッドくんたちが運んだ荷物だ。水族館について荷を降ろすと中にはたくさんの魚が泳いでいた。たぬきおじさんがいるのは森の中なので、この魚はいったいどこから持ってきたんだろう、とGoogleマップをぐるぐる動かしながら考えるのだった。
