めっきらもっきら どおんどん | 長谷川摂子,ふりやなな
『神社の前で
デタラメなうたをうたったら
お化けの世界が開き、妖怪と遊んだお話。』
神社のまえでデタラメなうたをうたう、というトリガーで異世界に入り、もんもんびゃっこ、しっかかもっかか、おたからまんちんという妖怪たちと遊び、妖怪の世界の餅をたべ、おかあさんを呼ぶ声で元の世界に戻るというストーリー。
おもちのなる木をみつけて食べるシーンは子どもたちもお気に入りだ。よくみると赤のもちと白のもちがなっている。主人公の男の子は、白のもちをとって食べる。これを見た長男くんは、赤いほうがたべたい、という。
なんか、霊界の食べ物を食べると、元の世界に帰れなくなるという言い伝えがある。でもこのお餅の木をみたら、長男くんは食べるだろうな、と思う。次男くんはわからない。食べないと思う。
でも結果的にママを呼べば戻ってこれるから、そうなったら次男くんは、「おもち食べたかった。食べればよかった」と言って泣くところまで先が読めて、僕は心の中で勝手に次男くんをなぐさめるのだった。
ふりやななさんのインタビュー。