うみのそこたんけん | 中川ひろたか,澤野秋文
『海の底を探検するおはなし』
新刊なので詳しくは書かないけど、
うみのみずがなくなったら、
島だったところは「山」になって、深い谷があって。
そんな風景が描き込まれている絵本。
絵本の構図が横になったり縦になったりする工夫も楽しい。
澤野秋文さんの絵本は、何冊か読んだ。
「それなら いいいえ ありますよ」
「じつはよるのほんだなは」
など、数冊しかなかったのだけど、細かく描き込まれた絵が好きだ。
こんかいは海の底。動物の骨や海底温泉があって、海の底をよく知らないけど意外なものであふれていて楽しい。薄暗いダークな場所が、陽の光に晒されて、ほんとうならありえない風景が広がる。こどもたちもじっくり見入っていた。