『白ひげのおしろと
黒ひげのおくろが
競い合うおはなし』
りっぱな白ひげの「おしろ」。ふむふむ。それに対して黒ひげの「おくろ」がでてくる時点であれ?となるんだけど、じっさい、関ヶ原以後に建てられたお城は白くて、関ヶ原以前は黒いお城だったそうだ。建築技術の進歩などが関係しているとのこと。
そういう背景をよそに、絵本のストーリーはドタバタの展開、カオスな結末になっていく。
白と黒のシンボル、大福もちとあんころもちの比較もいい。この絵本には続編もあって、そこにもおもちがたくさん出てきて、おもちを食べたくなるのだった。
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