コんガらガっち ぬきあしさしあし すすめ!の本 | ユーフラテス,佐藤雅彦
おしろとおくろ | 丸山誠司
よい子への道 <2> | おかべりか
『学校や公園でしてはいけない事を
見開きで4枚のイラストを交えて
説明した絵本』
してはいけないと知りつつやったら面白そうな事がたくさん書かれた、まるで”いたずらの教科書”のような本で、つまり、こういう事をしなければ「よい子」になれるという訳だ。
幼稚園の子どもに読んでみたら、ページによっては大笑いしてた。小学生向けかとおもうけど。
子どもが、小学校で紙飛行機を作って飛ばすのが流行ってた時期があった。子どもが何枚も紙飛行機を試作して大量のゴミがでるのだ。
僕の通ってた小学校は坂の上に建っていて、やはり帰り道に紙飛行機を飛ばしながら坂を下りるのが流行った事があった。当然帰りに紙飛行機を飛ばすのが禁止になったのだけど。
よい子への道は険しい。
どんぐりと山猫 | 宮沢賢治,小林敏也
『いちろうの家に突然
やまねこからハガキがきて、
どんぐりたちの裁判をすることになるお話』
お話じたいは有名な宮沢賢治のテキストそのままだ。
絵本の装丁と文字配置がダイナミックではげしい。
宮沢賢治の童話を絵本にしたものでも、これはかなり見ごたえのある作りになっている。 大人が感心して眺めてしまう一品。
いちろうと山猫のやりとりで好きなのは、タバコを勧められて断ったとき「まだお若いから」というくだりと、次回のハガキの文面は「用事これありに付き、明日(みょうにち)出頭すべし」でいいか、と聞くところだ。
長男君が生まれる前から胎教で読み聞かせていた本のひとつが、文庫版の宮沢賢治で、とくに「どんぐりと山猫」は何度も読んだ作品で、思い入れがあるのだった。
小林敏也さんのウェブサイト。
おまつり!おまツリー | 林木林,山口亜耶
『賑やかなお祭りを舞台に
(ダジャレを交えて)繰り広げられる
おまツリーとドロボットの追いかけっこ』
「おまツリー」の飾り付けを盗んだ「ドロボット」を追いかけていろいろなダジャレ屋台をめぐる絵本。作者の林木林さんはダジャレが得意。提灯や屋号や小さく書き込まれたセリフがぜんぶダジャレになっているのだ。
子どもたちが楽しんだのは、隠れたドロボットがどこにいるか、いちばん先に見つけること。全部読んだあとも、ページを見返して発見場所を検証をするのだった。
林木林(はやしきりん)さんのインタビューページ