うみちゃんのまど | 中川ひろたか,長新太
今夜は長新太の絵本を読んだ。
ダジャレを連発するひこうきに乗って、
いろいろ変な国をめぐって、
また自分のおうちに帰ってくる話。
うみちゃんのへやのまどからひこうきがやってきた。
ひこうきにのったことがないので、うみちゃんは乗せてもらうことにする。
行き先を告げないと飛ばないらしいので、うみちゃんが注文をすると飛んでいく。
それではしゅっぱつ さん しー ゴー。
「きいろ」のくに。何もかも真っ黄色。
「ろくでもない」くに。なにもかもろくでもない。
「しわしわ」のくに。
「たったまんま」のくに。
「いちばんぼし」のくに。
いろいろなくにを巡って、じぶんの家に帰ってくる。
ひこうきはよくしゃべる。とくにダジャレが好き。
調子の良い掛け声のようなひこうきのセリフと、
なんともいえない世界の不思議な絵。
さいごに言った
「さよならサボテン またきてしょくパン ごきげんよう」が気に入った。
ダジャレでもないけど。
きょうは友だちがおうちに遊びに来て、みんなでワイワイとにぎやかだった。
うちの子どもたちは、お客さんが来るのが大好きなのでおおはしゃぎするのだった。
しかしあつまった子どもの年齢もさまざまで、
だれがだれと遊ぶのかわからなかったもよう。
ライダーベルトであそぶのか、
プラレールであそぶのか、
レゴであそぶのか、
UNOであそぶのか、
将棋を指すのか。
しばらくしてそれぞれのチューニング？がととのい、それぞれの居場所が確定された。
しばらくとおくに引っ越してしまう友だちもいるけど、これからも定期的に会えるといいなと思うのだった。
「さよならサボテン またきてしょくパン ごきげんよう」
