I AIN'T GOT NO THINK. -絵本の3行まとめと感想文-

こどもに読み聞かせた絵本をはじからメモるブログ。

おかしな金曜日

母子家庭の洋一・健二の母親が

ある日突然姿を消してしまい、

子どもだけで暮らしていく話。

 

これは僕が小学生の時に、図書室でなんとなく読んでみた児童書だった。たしか5年生くらいだった。

 

冒頭、学校から帰るとテーブルの上にたくさんのお菓子がおいてあって、でもお母さんはおらず、お兄ちゃんのほうはなにかおかしいと思うけど、弟の方はお菓子に喜ぶというシーンが印象的。

 

父親はいない家庭のうえ、母親もなんらかの事情(とくに説明はされてなかった気がする)で蒸発してしまうところから始まる。

 

これ、後半のストーリーの記憶がまったくない。当時子供ながらにこの話が怖くて、最後まで読めなかったんだと思う。

 

いろいろ書評を読んで見ると、児童書としてアンハッピーなストーリーというのはあまりなくて、両親の離婚や蒸発というテーマもタブーだったという。

 

ただそういう重たいテーマだったせいか、全部読んでないにもかかわらず、いまだにこの本のことを覚えているのだった。

 

 

今日は寝る時に絵本を3冊ほど読み聞かせた。そのうち死神の絵本と、親子が別れる絵本があった。ちょっとアンハッピーな要素があるけどどれもいい話だったなと思いながら、「おかしな金曜日」のことを思い出したのだった。

 

 

おかしな金曜日 (偕成社文庫 (2080))

おかしな金曜日 (偕成社文庫 (2080))

 

 



イルミネイチャー

赤、緑、青のセロファン越しに見ると

それぞれ違う動物が浮かび上がる

美しいしかけ絵本

 

ジャングルや湿地帯なのかな、日本にはいない動物も多いけど色を変えると眺めが変わるし、そのままでもきれいな絵になっている。

 

最初は飛び出す系かとおもったけど、そうではなかった。

 

<追記>

これ子どもが喜ぶだろうけど、1冊だとけんかになって

セロファンのレンズがこわれて

仕方なくDAISOでセロファン買って

もう一つレンズ作るんだ。

 

と、考えて

まずはDAISO行くことにしたのだった。

 

絵本は来週買おうかな。

 

イルミネイチャー: 3色のマジックレンズで、180の動物をさがせ!

イルミネイチャー: 3色のマジックレンズで、180の動物をさがせ!

 

 

 

あいうえお えほん|とだこうしろう

『おおきなイラストとおおきな字で

1ページ1文字づつ

あいうえおが書かれている絵本』

 

いま幼稚園の子が、字の練習をしている。この絵本をテキストにして、ひらがなをノートに書き写すという使い方を思いつき、やってみている。

 

「あ」のページは

「あし」

「い」のページは

「いす」

 

書けたら、これをカタカナにする。

ノートには

「アシ」

「イス」

と書き足される。

 

この練習を毎朝少しづつやって、そのうち書き終わってしまったので、次に小3の子のローマ字練習用のテキストにした。

 

ノートには

ASHI  ashi

ISU isu

なんて書き綴っているのだ。

 

あいうえお えほん

あいうえお えほん

 

 

大食いフィニギンのホネのスープ | カンブリアエバンズ,Cambria Evans,川島誠

『フィニギンという大食いオバケが

とびきりおいしいスープを つくって

町中のオバケとたいらげるハロウィンのお話』

 

やっぱりハロウィンは日本から遠い文化圏のおまつりなんだなと、こういう絵本を読むと感じる。フィニギンたちオバケがだいすきなスープ といえばカエルのあし、こうもりのつばさ、かわいたネズミのふん、クモのたまご、などなど。これをとびきりのホネで煮込んでスープができあがるのだ。

みどころは、 さいしょは嫌がられてたフィニギンだけどスープの においでだんだんとオバケたちが心を ひらいていく ところ。

 

日本でも仮装 して町を歩くイベントが一般的になってきたけど、 仮装、おかし、 コウモリ、 ランタンなどがどうにもカチッと つながらないのだ。ハッピ、屋台、キツネ、提灯 みたいなもの? かもしれないね。なんて書きつつ、 ことしもこどもに仮装をさせてしっかりイベント参加するわけだが。

 

こどもがこのサムネイル画像をみて、家にあるのと表紙が違うと言うけどそれは”本体”で表紙はもう捨てたのだ。君たちが表紙をぐちゃぐちゃに折ってしまったからだよ、と説明するのだった。

 

大食いフィニギンのホネのスープ

大食いフィニギンのホネのスープ

 

 

おもちのかいすいよく | 苅田澄子,植垣歩子

『おもちのもーちゃんとちーちゃんが

海に来てなかよく遊ぶ

ほんわかとしたお話』

 

おもちが銭湯にいく絵本の続編、おもちシリーズということで読んであげた。

植垣歩子さんの描く擬人化された食べ物の絵がとにかくかわいい。お寿司がしょうゆ味のカキ氷を食べたり、パンが日焼けしてコゲついたりするのも楽しい。そもそも海に入ったりしてはいけないような「食材」たちのすごい状態のビーチを俯瞰して見るのもまた楽しい。炎天下に寿司とか、傷むのではないかなど、心配になる。

 

うちの子どもたちは、この絵本を読むにはやや年がいってるので、「パンがびちょびちょになるだろ!」だの「パンツはいてない!」だのツッコみながらも楽しんでいる様子だった。浜辺全体を描いたページがお気に入りだ。 

 

おもちのかいすいよく

おもちのかいすいよく

 

 

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