うみの100かいだてのいえ | いわいとしお
いわいとしおさん”100かいだて”シリーズの第3巻。このシリーズは「地上」、「地下」、「海」がある。なんだかスーパーマリオのステージ構成みたいだから、もし次がでるとしたら「城」だよね。100階建ての。
うみのお話は、女の子が船の上から人形を落っことしちゃうところから始まる。人形が身につけていたぼうしやカバンやくつがばらばらになってしまい、それを探しにいくという筋書き。
といってもこの絵本はストーリーよりも、1階から100階まで仔細に描かれている部屋のデザインや間取りなどを楽しむもの。10階ごとにちがう生き物が暮らしていて、生き物の暮らしに合わせて家の機能が変わるのも楽しみのひとつ。
タテに見開きで10階ぶんの部屋の断面が展開される絵になっていて、これが10通り描かれてる。子どもたちは階段を指でなぞってのぼったり降りたり忙しい。男の子はやはり「構造」のほうを楽しむんだな、と思った。洗濯してたり、なにか作っていたり、「暮らし」の要素もふんだんに描き込まれているんだけど。
そういう僕も、暮らしより構造のほうを楽しんでるのでなんとも言えません。
これはうみ。ウツボがこわいキャラなのもマリオっぽい。
これは地下。
そしてこれは最初の地上。これだけなぜか持っていないので買ってあげようかな…。